光回線プロバイダ選びをミスった話
初めての引越し体験話第一弾です。
この類の話、調べてもあまり出てこなくて自分自身まあまあ苦労しました。
近い将来同じように悩まされる方が一人でも減ってくれることを願って、この記事を残します。
なお、想定する読者は「賃貸である程度ネット環境にこだわりたい人」とします。
TL; DR
- 物件の内見時には「光コンセントの有無」をしっかり確認しておこう!
- 使いたいルーターは予め決めておくと良いよ!
- 【ここが本題】使いたいルーターがプロバイダのIPv4 over IPv6接続方式に対応しているかしっかり確認しておこう!
はじめに
まず、何をミスったのかをお伝えしときます。
〈〈〈 使おうと思ってたルーターが契約したプロバイダのIPv4 over IPv6方式に対応していなかった 〉〉〉
通常のIPv4通信に比べて混雑しにくいのが特徴。
せっかくなので物件選びから順を追って説明します。
一応、引越し体験話という体なので。
物件選び
衣食住の一柱である「住」、初めてとはいえ、何としても優良物件を勝ち取らなければなりません。
いくら良さげな物件でも、ネット回線がゴミカスじゃ生きてる心地しないですよね。
「動画見れれば十分」じゃあないんだよ。
アプリのインストーラーとか、まあまあのサイズのファイルもサクサクダウンロードして欲しいでしょ。
という訳で、ここでは快適なネット環境を少しでも確実に手に入れるための物件選びのポイントを紹介します。
(設備が良くても地域によっては微妙なこともあるので100%とは言いづらいという現実)
「インターネット無料」は避けるべき
無料で快適なネット環境を手に入れようだなんて欲張りさんですね!
本気で快適なネット環境が欲しいなら適切な対価を払え!
無料とか言っといてどうせ共益費に使用料含まれてたりするんですよ。
それだけ料金が安いプランがマンション(もしくはアパート)全体で契約されてるのでしょう(適当)。
配線方式としては、本来テレビ用であるCATV(ケーブルテレビ)を利用したものか、激ヤバLAN配線方式でしょう。
つまりカオス、常に回線帯域の奪い合い状態。
配線方式については以下の記事が非常に参考になります。
私も物件選びの事前学習として何回も読ませていただきました。
で結局何を見て判断すればいいのか、それは「各部屋まで光ファイバーが配線されていること」です!!
つまり「光配線方式」ですね。
次にその判断方法を紹介します。
内見は絶対しよう
ここで「部屋の壁に光コンセントがあるかを確認」するんじゃ!!
絶対しろ!!!!
ある程度新しめの物件なら、壁に埋め込まれてる場合が多いかと思います。
電源コンセントの側に「光」って書かれた差込口があったらOK。
でも、私が契約した物件では違いました。
光コンセントが、床に落ちてました。
どういうことかというと、光ファイバーがエアコン用の穴を通して部屋の中に引き込まれてました。
だからエアコンの側から黒くて細いケーブルが伸びてきてたんです。
こういう場合もあるよ。
ちなみに以下のフレッツ光のサイトで物件の住所を入力すると、その物件がフレッツ光の提供エリアかどうかも調べることができます。
提供エリアだった場合はこのような結果が出ます。
以上のポイントから光配線方式の物件を契約できたら、残るは本題であるプロバイダ選び。
プロバイダ選び
本題
本題にやって参りました。
改めて、私が何をミスったのかをより詳しくお伝えします。
私は、実家でバッファローとNECの家庭用ルーターを使っていたのですが、所属していた放送部と電算部の両方で使われていたASUSのルーター「RT-AX3000」に惚れていたので、引越しを機にASUSルーターデビューしようと考えていました。
しかし、プロバイダを選んでいた時はIPv4 over IPv6の接続方式の違いなんて知りもしなかったので、OCN光の6ヶ月無料キャンペーンに乗ったわけです。
ここで問題発生です。
なんとIPv4 over IPv6は、プロバイダごとに通信方式が違うらしいじゃないですか。
V6プラスやtransix、OCNバーチャルコネクトといった種類があるようですが、まあOCN光の通信方式は名前の通り。
そして、RT-AX3000が対応しているのはまさかのV6プラスのみ:(
ASUSなどの海外メーカーの製品ではあまりサポートされていないようです。
ここまでの話をまとめると以下のようになります。
- ASUSのルーターを使おうと思っていた
- キャンペーンに釣られてプロバイダはOCN光を契約した
- OCN光が提供しているIPv4 over IPv6の接続方式にASUSのルーターが対応していなかった
リサーチ不足です。自業自得ですね。
プロバイダ選びの注意点
失敗談だけで終わる訳にはいかないので、私なりのアドバイスで締めようと思います。
- ASUSのルーターを使いたいなら「V6プラス」のプロバイダ
- 2年契約の縛りに気をつけて
- 通信規制を食らいやすいプロバイダがあるよ
ASUSだけでなくNETGEARのルーターもV6プラスには対応しているようです。
ルーターに特にこだわりがない方はプロバイダを先に選んで、そこで推奨されているルーターを使えば良いかと思います。
2年縛りについてですが、まあ私が契約したOCN光はそんな悪い話も聞かないので大丈夫かな〜と軽く考えてます。
評判見るならTwitterが一番。
通信規制については以下のようなまとめサイトがありますが、個人的にはそこまで信用してない。なんか所々情報が古い気がして。
この点に関してもTwitterでリアルなつぶやきを調べてみるのが一番。
あと「みん速」ってサイトがあって、ここで自分が住む地域とプロバイダで検索かければ、実際どのくらい通信速度が出るのか見れたりする。
でも通信速度はルーターによっても変わるものだと思ってるからあくまで参考程度。
IPv4 over IPv6なしの生活を1年続けてみた感想
@2023-3-5追記
普通に快適でした。
休日でも上下300Mbps出たりします。
なので当然ビデオ通話やオンラインゲームも快適にできてます。
(わざわざプロバイダ乗り換える必要性ないなった……)
とはいえロマンとしてIPv6でも通信したい気持ちはあるので、乗り換え先プロバイダは検討してます。
以下が私が今気になってるところ
まあ手続きが電話メインで面倒らしいのだが、MoneyForward民からしたらプレミアムサービスのサブスク代節約できてかつV6プラス使えるのでアリよりのアリなんだよな……
おわりに
「具体的にどこのプロバイダが良いか」については本当に人それぞれで、そこら辺のクソアフィ記事は無限にあるので、そちらを参考にしてください。
ーーとか書いてたらちょうど良いタイミングでスマサポチャンネルで良さげなプロバイダが紹介されてましたね。V6プラスじゃないけど。
↑のチャンネルはスマホや回線周りの話いろいろしてくれてて何気に助かる。
本記事執筆時点ではまだ引越し前なので、数ヶ月後にでも使用感レポートしようと思っています。
東京住み、IPv4 over IPv6なしでどのくらいの快適度なのか。
という訳で、今回はここまで。