ClutTeX で補助ファイル群を粛清
2021-11-06
はじめに
みなさん、LaTeXで文書を作成していて「補助ファイル邪魔だな〜」と思ったこと、ありませんか?
相互参照を含む文書を作成したとき「複数回コンパイルするの面倒だな〜」と思ったこと、ありませんか?
今回はそんな面倒を解決する、ClutTeXというツールの紹介をさせていただきます
ClutTeXの紹介
著者様の記事↓を参照してください。
VS CodeのLaTeX Workshopで使う
これが本命
とはいえ書くことは少ない
設定
以下が設定の例です。
私はXeLaTeX+biberを使っているので、オプション引数として--engine=xelatex
と--biber
を追加しています。
"latex-workshop.latex.recipes": [
{
"name": "clxelatex+biber",
"tools":[
"clxelatex"
]
},
],
"latex-workshop.latex.tools": [
{
"name": "clxelatex",
"command": "cluttex",
"args": [
"--engine=xelatex", // (*)
"--biber",
"%DOC%"
]
}
],
(*)
の点についてですが、少くとも私の環境では-e xelatex
という指定法では上手く動作しませんでした。
したがって、途中にスペースを含まずに済む指定法を用いています。
また、ここで--watch
オプションを付けてしまうと、VS Code側で永遠にビルドが終了してくれなくなります。
ほかに--max-iterations=N
というオプションがあり、これは一回のコマンド実行において何度コンパイルするかを指定できるものです。N
のデフォルト値は3
ですので、基本的に気にする必要はありません。
おわりに
LaTeX Workshopでも設定次第で補助ファイル自動消去させれるのはそう。
でもそれってVS Code上でコンパイルするときだけの話。
オタクはあえてコマンドプロンプトから直にコマンド打つこともある。
そもそもLaTeX Workshopでの補助ファイルの消去タイミング設定はonFailed
にしとくもんだと思ってるのでそれ以前の話。
最初から最後まで作業ディレクトリに補助ファイルが存在しない世界、素晴しいよ
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